先日の休日、初めての富山県へ。ついて早々写真を撮ろうとすると、
シャッタースピード1/500、「カッシャン」?
ん?なんか遅くない?そんなスローシャッターじゃないけど。
もう一度シャッターをきるが同じく「カッシャン」。
モニターを見るとエラー30。
シャッターユニット壊れちゃったな。
撮りたいけど撮れない、そんな日々を過ごしているもりたです。
愛用のMarkⅡは壊れてしまいましたがとりあえず僕は元気です!今はMamiya Rz67でとりあえずしのいでます。重い!
それでは梅ちゃんといく北アルプスナイトハイク完結編、行きます!
【9月16日 AM3:30】
朝からテント泊装備を背負って約13時間行動してたので疲れて爆睡できると思っていたのに目が覚めると午前3時30分。
極度の寒さで目が覚めた。
上はインナーダウンを着てたから大丈夫だけど足がめちゃくちゃ寒い!
シュラフからでるのもめんどくさいからなんとかもう一回寝ようとしてみたけど全然寝れない。
足が寒くて寝れないのなんて初めての体験。
限界を感じたんで泣く泣くシュラフから這い出てザックをあさる。
靴下、タオル、ツェルト、とりあえず使えそうなものを全部引っ張り出して足に巻き付ける。
再びシュラフに入って暖かさを確認。あったかい。
これで安心して寝れる。
寝付こうとしていると今度は外からゴソゴソ音が聞こえてきた。
かなり長いことゴソゴソと音が続いてたけど疲れてたので気にせず就寝。
午前6時。
自然と目が覚めた。足も暖かくなりちゃんとぐっすり寝れた。
それでも冷えた身体を温めるため早速朝ご飯を。
朝ご飯はパスタ。作りながらバーナーで暖まる。
遅れて隣のテントから梅ちゃんが。
まさかのエマージェンシーシートにくるまっての登場。
本気でエマージェンシーシート使ってる人初めて見た!笑
話を聞くと梅ちゃんも相当寒かったらしく僕が防寒して寝付こうとしだしたころにエマージェンシーシートを引っ張り出してたそうな。
夜聞こえてたガサガサいってる音は梅ちゃんがエマージェンシーシートを凍えながら広げてる音だったみたい。
↑エマージェンシーシートをたたむ梅ちゃん
お互いに寒くて眠れなかった夜の話ををしながら朝食のパスタを食べてあったまる。
茹で汁で味噌汁を作った。あったまるわ〜。
身体もあったまってきたところで梅ちゃんと記念撮影。
今気付いたけど同じような服の色だな。
初の誰かと一緒に登る登山だからやっぱりこれはとっておかないとね。
記念撮影に朝の焼岳撮影を終えて、梅ちゃんが寄りたいと言ってた焼岳小屋に向かいました。
焼岳小屋で働く角田さんに会いに行きたかったみたい。
わたしは初対面なので軽く挨拶と自己紹介をし、かくちゃん、もんちゃんとお互いを呼ぶことに。このあたりノリが軽やか。
色々話してコーヒーまで頂いてしまった!暖かすぎる、焼岳小屋。
山小屋で働くとどんな感じなのか、色々楽しい話を聞かせてもらってここでも3人で記念撮影。
登山に来てこんなに自分が写ってる写真があるのは初めての体験だ。
名残り惜しいが角ちゃんにお礼を言って出発した。
ここから上高地に降りるか、中尾温泉側に下りるか迷ったけど時間も早かったので中尾温泉に下りるルートを選択。
中尾温泉まで下りて、奥飛騨の現在の住まいまで歩いて帰ることにしました。
この時2人は、
まあ昼過ぎくらいには帰れるっしょ。とかなり強気な感じでしたが後々後悔することに。
小屋を後にして中尾温泉ルートを下って行きます。
このルートが結構楽しいルートで個人的には凄く好きな感じでした。展望はあまり無い樹林帯のコースだけどいい感じの岩があったり木々がカッコよかったりヒカリゴケが何箇所もあったり鳥居があったり滝があったりと全然飽きないコースです。
見晴らしの良い稜線歩きも好きだけどこういう森の登山道も好きなんですよね。
梅ちゃんもお気に入りのコースみたい。
実は梅ちゃんは昨晩通った西穂山荘から焼岳に抜けるルートで焼岳に通じる登山道は全制覇。それくらい焼岳を愛してやまない梅ちゃんのおすすめコースと言うだけあって焼岳の良さを堪能できるコースでした。
そしてようやく下山!
一日しか経ってないのに久々の下界に来たような感覚。大げさですがそれくらい北アルプスのナイトハイクはインパクトが大きかったんです。
登山道入り口を通過して歩くこと約1時間。
お店があったので炭酸飲料を買って休憩。
登山後の炭酸マジうまい。ほんとはビールのみたかったけどまだこれから8キロほど歩いて帰らないといけないので我慢。
お腹も減ってたので少し逆走になるけどお食事処に寄っていきました。
2人とも鶏マヨ丼。
これもうまし。普通に食べても美味しいんだろうけど登山後に食べるとまた格別。
お腹もいっぱいになり動く気がどんどん無くなっていくけど気合いを入れて帰り始めました。
今回のナイトハイクを2人であれやこれやと振り返りながら約8キロの道を休み休み歩いて帰る。
最後の方はもう半泣きになりながら、タクシー止めるかバスに乗るかと自分の中の誘惑と戦いながらもなんとか無事到着!
時刻は17時。
誰だ昼過ぎには帰れるとか言ってたやつ!笑
とにかくこうして僕たちの初めての二人での登山が終わりました。
僕にとっては登山というより冒険といった感じ。二人で夜の森を歩いて写真を撮る。想像してたよりめちゃくちゃ楽しかった。クセになりそうです、これ。
この2日で歩いた距離は40キロオーバー。ほぼ25キロの荷物を背負いこれだけの距離をよく頑張りました。梅ちゃんも初めてのテント泊装備だったからたぶん辛かっただろうにかなり頑張ってました。
ちょっと無茶があった計画だったかもしれないけど梅ちゃんと一緒にこのコースをいけてよかった。達成感ハンパない。
同じコースでまたやろうと言われたら丁重にお断りするけどね。笑
ナイトハイクはまたやりたいな!
上高地→西穂山荘→新穂高ロープウェイ→西穂山荘→割谷山→焼岳→焼岳小屋→中尾温泉→奥飛騨一重ヶ根というロングルート、パート4に及ぶブログにお付き合い頂きありがとうございます!
次は念願の紅葉の涸沢カール!日帰り編!