山に登ったり、松本におりていったり、関西に帰ったりと毎日充実しすぎてブログ更新すっかりサボってました。
上高地がシーズン終了を迎えて、今は新穂高ロープウェイでお世話になっているもりたです。
毎日標高2156メートルからの絶景を見ながら写真を撮ってます。
ほんと贅沢な仕事。
すでに12月に入り山々の景色もだいぶ冬山らしくなってきました。
でも今年もまだ雪は少ないみたい。
ブログの更新がかなり遅れているので内容は11月初旬の話しになりますが初の雪山登山に行ってきました。
登った山は毎度お馴染み焼岳です。もう北アルプスにきて早くも5回目?くらいになりますかね。
近くて気軽にいけるんで焼岳大好きです。
それではどんな感じの初雪山登山になったのか、いってみます。
【11月4日 8:00 】
いつも通り通勤車両に乗せてもらい安房トンネルを抜けたところで下ろしてもらいました。
ここからぐねぐねと道路を歩いていって、とりあえず中ノ湯温泉を目指します。
今日登るルートは新中ノ湯の登山道。
前に梅ちゃんと岩子とも登ったルートです。
先日の雪で焼岳も真っ白になっていたのでこれは登らずにはいられないということで初の雪山登山。
でも冬山装備がまだ全然揃ってないので今回は山頂まで行くというよりは行けるところまで行って写真を撮って帰ってくるプチ雪山体験登山の気持ちでやってきました。
中ノ湯温泉までの道のり。こんな感じの道路をひたすらくねくねのぼっていきます。
この辺りはまだ秋の様子。
みんなこの道が好きじゃ無いっていうけど僕は結構好きかも。
前の時は登山口まで車で上がったからそんなに気にして見てなかった(しかも夜だったし)けど単調な道だけど紅葉がきれいだったり時々穂高が綺麗に見えたりと、歩き飽きたころにプレゼントを用意してくれてるような道に感じた。
この時期だから余計良かったのかもしれませんが。紅葉がとっても綺麗な場所でした。
だんだんと高度を上げていくにつれて落ち葉に雪が交じりだします。
草木にも雪が。
そして時折顔を出す雪化粧の穂高。
ちらっとしか見えないんですけどね。でもそれがいいんですよね。チラリズムの原理を穂高に気付かされた感じですね。
そういえばこの登山がカメラが修理から帰ってきてからの初登山になるんで、嬉しくて写真いっぱい撮ってますね。
久しぶりに一眼もっての登山。やっぱりこいつがいないとなんか味気ないもんね。
写真を撮りながらのんびり歩いていると中ノ湯温泉に到着。
ここからホントは中ノ湯温泉の裏を通っていく道があるんですが今回は気付かずにそのまま道路を進んでいっちゃいました。
高度を上げるにつれて雪が増えてきました。
落ち葉混じりの雪も綺麗です。
1時間ほど歩いてやっと登山道入り口に到着。
ここから登山らしい道を歩いて行きます。
登山道も雪交じり。雪のある山道はテンションが上がります。
まだまだこの辺は雪が少ないけど。
進んで行くと少しずつ雪が増えてきました。
この日は天気も良くて動くと暑いくらい。中間着に着てたフリースが暑すぎるのでこのあたりで脱ぎました。
気温も上がってきて少しずつ雪が溶け始めているのを感じます。
山頂はどうなってるんだろ?
というかどこまで登っていけるかな?
アイゼンがないのでちょっと不安でしたがここまではアイゼンがいるような箇所もなく雪がある分、いつもより歩き易い感じでした。
ほぼ中間地点にある広場手前で山頂が見えてきました。
まだ結構雪残ってて安心。
広場で休憩もかねて少し写真撮影。
白と緑のコントラストがめちゃくちゃ綺麗で今日登ってほんと良かった。
秋から冬のこの時期しかこの感じは見れない気がするから。
でも思ったより雪は少なくなっている感じ。
この感じなら山頂まで行けるかもなー。
広場を出発して山頂へ向かいます。
危ないなと感じたらもちろんそこで引き返しますけど。
青、白、緑の色合いがとても鮮やかでほんと美しい。
何度も登った焼岳だけど今日が今まで一番綺麗。
ほんとこの日は見るモノ全てが美しく感じて登ってても全然疲れない。
でも写真撮り過ぎてペースはいつもに比べるとかなり遅め。でも十分帰りの車には間に合うから気にせずのんびりいきます。
この辺りまでくるとまた少しずつ雪が増えてきました。
それでもアイゼンがほしいと思う箇所もなくすんなり北峰と南峰の鞍部に到着。
そんなに雪はありませんが僕の中ではもう立派な雪山に見えました。
ほんとかっこいい。
季節によってこんなにも見える景色って違うもんなんですね。
お鉢の水も凍りかけてるなー。
鞍部からみた焼岳南峰。
じつは焼岳って南峰のほうが標高が高いんですけど登攀禁止なんです。
岩がもろくて危ないかららしいですが。
南峰もかっこいいですね。
ここから山頂手前まで北峰を巻いていくように進んでいきます。
山頂直下に到着!
上高地が見えます。
こんなに天気いいのに穂高だけ雲かかっちゃってるよ〜!残念!
山頂までのラストスパート。
ここだけ少し楽しんで登れる程度の岩場。
さくっと登って山頂へ。
山頂到着。先客がお一人様。
山頂は他と違って結構雪が積もってました。
山頂まで来れた記念に一応撮っておきます。
写真じゃ風まで写らないけど山頂に出た途端にすごい風。
雪のつきかたでなんとなく風の強さもわかるかと。
あんまり長居はできそうにないからささっと写真撮影。
場所によっては結構積もってます。深いところは30センチくらいあるかな。
新中ノ湯のルートよりも上高地や中尾方面のほうが雪深い感じでしたね。
あとから登ってきた登山者の人から話を聞いたら膝ラッセルって言ってたから大変だったでしょうね。
あまりの強風に寒くなってきたので風の避けれるところまで少し下ります。
そこでいつもどおりあったかいコーヒーを一杯。
今日は初投入のアイテムが!
サーモスの山専ボトル。めっちゃ保温に優れた水筒です。しかも意外に軽い。
冬山用品の中でも必需品とされてる水筒です。
こいつのおかげでバーナーいらずで手軽にコーヒーが飲めるようになったので大助かり。
ちょっとした日帰り登山ならこいつで十分ですね。
コーヒーを飲んで暖まりながら穂高の上の雲がどかないかなーと1時間くらいぼけーっと眺めてたけど雲はなかなか動かず。
そろそろ下山しないといけない時間になってきたので諦めて下山開始しました。
下りも写真を撮りながらのんびりペースで下山。
カメラ修理中はiPhoneしか持っていってなかったから下山なんて超ハイペースでしたがカメラがあるとやっぱり撮っちゃいますね。色々と。
下りるにつれてどんどん雪が溶けてて登山道はグチャグチャのぬかるみだらけ。
滑りそうだから慎重にゆっくり下りました。
よく下りで一人で大ゴケするんよね。そして何もなかったかのようにまた歩き出すんです。
道路が見えてきたら登山道もあと少し。
雪でどこまでいけるか心配だったけど結局雪もそんなに無くて山頂までいけました。
雪山登山とは言えない程度の雪だったけど入門なんでこれくらいがちょうどよかったかも。
登山口のところにある駐車場まで帰ってきました。
ここは日が当たらないのか完全にアイスバーン状態。下山早々こけそうになりましたよ。
帰りの車の時間までまだ時間があったので温泉に入って帰ることに。
いつも上高地に行くときに気になっていたあの温泉へ。
釜トンネルに入るすぐ手前にある温泉「卜伝の湯」ぼくでんのゆ、と読むそうだ。
30分刻みの貸し切り風呂。料金は700円?だったかな?
決して綺麗とは言えないけど雰囲気のある洞窟の中の温泉。
登山後の温泉はほんと気持ちいい。
兵庫にいるときはよく六甲山に登って有馬温泉まで下りってて温泉に入ったもんだ。
身体も温まって疲れもとれるし下山後すぐに温泉に入れる山はいいね。
こんな感じで初の雪山登山は無事終了しました。
初めてにはちょうどいい感じの雪の具合で山頂まで行けてよかった。
次はアイゼン用意して本格雪山登山に行きたいねー。
ちなみにこの次登った山もまた焼岳。笑
ということで次回も焼岳登山ですー。
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